ベスト・オブ・2020〜映画編〜

コミックエッセイ篇はこちら:

ベスト・オブ・2020〜コミックエッセイ編〜

*「ベスト・オブ・2020」ですが、「2020にリリースされ、その中で私が観たもの」となると数限られるので、「2020年に私が観た作品」から選んでいます!

オススメ!映画篇

1、Marriage Story(マリッジ・ストーリー)

あらすじ:

離婚協議中の夫婦の物語を描いた、2019年のアメリカ映画。かつて愛し合っていた映画女優のニコール(スカーレット・ヨハンソン)と舞台監督のチャーリー(アダム・ドライバー)は、お互いの方向性の違いにより離婚をすることに。穏便に済ませようとしたが、親権と財産をめぐって裁判をすることによってどんどん複雑化してしまう。

ここがオススメ!:

幼かった頃に読んでいた少女漫画の多くは、二人が結婚する場面で完結していた。でも大人になって初めて気づいてしまう。たとえ好きな人と一緒にいることができても、いろんな問題が次々と出て来てしまう。残酷なことだけど、好きだという感情だけじゃ、時には長い関係を維持できないし、人は変わってしまう生き物なのである。

そんなリアルで生々しい現実や、人の複雑な感情を見事に描いたのがこの映画である。主演の二人の演技力と迫力が本当に凄い。離婚を描いたストーリーだが、「結婚とは何か」を語ってくれていたように思える。だから「マリッジ・ストーリー」なのだろう。余韻深いラストだった。重い話ではあるが、大切な人には是非オススメしたい作品だ。

2、Green Book (グリーンブック)

あらすじ:

2018年のアメリカ映画。実話を元にし、第91回アカデミー賞で作品賞を受賞した話題作。ピアニストの黒人と、その運転手となった白人という性格も境遇も異なる2人が、人種差別が根強く残る米国南部を巡るツアーに出るロードムービー。

ここがオススメ!:

人種差別という重いテーマを扱った作品だが、アップテンポのユーモアあふれる作品で、バランスの取り方が絶妙に良い作品。人と人が尊重し合って、分かち合うってこんなにも素敵なことなんだ、と改めて思いました。

2020年はBlack Lives Matter運動など、黒人の人権に関して考える機会が多かった。正直まだまだ分からないことや理解しきれていないことも沢山あるけど、なかったことにして背を向けるのではなく、少しでも知ろうとする姿勢が一番大切なのかもしれない。

3、Cloud Atlas (クラウド アトラス)

あらすじ:

2012年のSFドラマ映画。19世紀から未来、そして文明崩壊後までの異なる6つの時代に起きた6つのストーリーが交錯しながら語られて行く、壮大な愛と魂の救済を描いた物語。三時間に渡る大作である。

ここがオススメ!:

6つの物語が交互に語られると聞くと観る前から混乱してしまいそうだが、前半集中して観れば問題ない!!長いけど絶対、最後まで見てくれ、と私は心から叫んでいる。

撮影手法も、壮大なSFシーンも、俳優陣の演技も十分見所なのですが、この作品が私を一番引きつけた点は、どの物語も、その時代に生きているマイノリティの存在にスポットライトが当てられている事だった。黒人奴隷、同性愛の作家、監禁された老人、自由が無いクローン人間…彼らが様々な困難に立ち向かう姿が描かれている。

形が変化するだけで、過去も現在も、おそらく未来も、人間は同じ過ちを繰り返し、生きて行くのかもしれない。でもいつの時代にも愛と希望は存在し、今日の自分が勇気を出して踏み出した一歩が、明日の誰かが一歩を踏み出すきっかけになり、そうして世界は回っていくのかもしれない…と、思えたのだ。

そしてもう一つ重要な点とは、この映画に出てくるキャストは一人何役も演じていて(しかも性別、年齢、人種を超えて…!)、そこも映画の主旨とリンクしているので、是非見極めてみてください!本当に同一人物?!と思うほど、メイクや演技が、凄い…!エンドロールでは誰が何役をやったか、答え合わせがあるので、エンドロールもお見逃しなく!

ドラマ・本・Youtube篇はこちら:

ベスト・オブ・2020〜ドラマ・本・Youtube篇〜

 

 

 

6+