恥ずかしすぎる過去の日記を読んで昔の自分に申したい事がある

 

拝啓

十五歳の私へ

 

私は2019年からやってきた数年後のお前だ。

今日、丁度実家の部屋を片付けていたらなんと中高時代六年分の日記が出てきた。

そういえば書いたは書いたけどちゃんと読んだ事ないなと思って読んでやった。

そして、どうしてもお前に申したい事があるから少し言わせてもらう。

ちゃんと最後まで読め。

 

中学のお前の日記はあまりにも酷すぎる。酷過ぎてドン引きだ。

まず字が汚い。そして日本語がマジで下手くそ過ぎる。

いや、お前、四年生まで日本に居たろ?!?!

それでどうやったらあんな下手くそな日本語になるんだ??説明してくれ…私は本当にドン引きだ。

あと、中二病過ぎる。その年はまぁ厨二になりやすいのは分かるがお前は一段と頭がイカれとる。

読んでるときは涙が出る程笑ったが、今思えば本当に恥ずかし過ぎて写真の一枚も載せられない。

勘弁してくれ。

 

まぁ、中学時代の日記はしょうもない事しか書いてなかったけど、平和だったんだろうな。

でも高校時代の日記は、私は読んでいて気持ちがどんどん重くなっていった。

知らないかもだろうけど、高校時代のお前は、本当に辛い事が沢山起こるんだ。

お前はは何回も何回も見えない壁にぶつかって血まみれになるし、

何回も何回も絶望しそうで涙を拭いてはすぐ満面の涙に溺れる。

そして、「どうしよう、どうしよう」と何回も何回も紙に描き殴る。

あの頃のお前を、私は誰よりも知っている。

 

今の私から見れば、お前は本当に惨めで、イタくて、バカバカしくて、カッコ悪くて、とても見ていられない。

しかもお前はマジでどうでもいいことだけめちゃくちゃ記録して、

今の私にとって肝心なことはあんまり書いて無いじゃ無いか。

クラスの誰が誰とくっついたとか片思いしてるとか、

テストで何点取ったとか、そんな事なんて、

何年も経てば本当にどうでも良い事になるんだ。

それよりもっと、お前の運命を変えてくれた友達との話とか、

お前を勇気付けてくれた母親や先生の事とか、ちゃんと記録しておけ。

 

お前は本当に人一倍感情が繊細で、面倒くさくて、生きづらい人間だ。

そのせいでお前は友情でも、恋愛でも、学業でも、めちゃくちゃ挫折する。

 

夢だった漫画家・デザイナーへの道も全然上手くいかないし、

インスタでイラストを投稿し始めても、一年で挫折する。

思い切って漫画を描こうと別のアカウントを作っても、最初はなかなか上手くいかないもんだ。

私も見ていられない程かっこ悪い事を何回もやらかしてしまう。

それでも支えてくれた方々は本当に神様なんだ。

 

お前の将来の友達はみんなお金持ちで、お前より優秀な奴ばっかりだ。

さらに彼らは若きながらお前がずっと夢だった欧米へ自由に行きゆきする。

お前は憎しい嫉妬の感情に襲われ、自分を憎むだろう、そして自分の無力さに嘆くだろう。

 

好きな人とやっと両思いになっても、色んな困難や試練が尋ねるだろう。

本当の恋愛は今お前が読んでる少女漫画みたいに、必ずハッピーエンドで終わる訳じゃ無いんだ。

 

意気地なしなお前は新卒で入った会社を一週間で辞めようと思うだろうし、

そのひねくれた性格ではどこにいってもまぁまぁやりづらいもんだ。

 

そんなお前に今の私は本当にイラついていて、パンチ一つでも食らわせてやりたい所だが、

少しだけ褒めてやりたい所がある。

お前のいいところは、どんな時でも、希望を捨てなかった所だ。

決して頭は良く無いが、地道に地味な努力を、コツコツと続けられて来た所だ。

今の私から見たお前はまだまだ幼稚でイタくて仕方無いのだが、

情深いお前に救われて来た人もいるかもしれないんだ。

 

覚えておけ。お前はこれから先、たくさんの人に出会い、救われる。

今、生きていてとても辛いのは分かるが、そばにいる人を大切にして欲しい。

自分の気持ちだけじゃなく、人の気持ちも、もっと、考えておくれ。

自分の事を話すだけじゃなく、人の話も、もっと、ちゃんと聞いておくれ。

いつも笑っているけど、

実はお前よりもっと辛い事を抱え込んでいる人もいるかもしれないんだ。

どうか、その気持ちに気づいてくれ。

お前に優しくしてくれた人に、どうか、同じように、

いや、もっと、優しくしてくれ。

 

嫌だった事は言え。嬉しかった事は素直に喜べ。

自分の感情に正直になって欲しい。

嫌われる事を怖がるな。

時には嫌われる勇気も、大切なんだ。

お前はなかなかイタイが根は悪く無い奴だ。

だから、もっと自分を信じてやれ。

お前は、必ず、大丈夫になるんだ。

 

散々お前を罵った後言うのもアレだが、今の私もまだ理想には遠すぎるんだ。

正直、何が理想なのか分からないくらい、道に迷っている最中だ。

お前が大人になったら分かるだろう。

大人の世界にはもっと色んな悩みがあり、フクザツなんだ。

今はまだ、大人の世界の入り口に立ったばかり見たいなもんだが。

まぁ、一応大人になった私は今日もそれなりに頑張っている。

やけくそになる日もあるが、どうにか色んな人に支えられて生きている。

こうやって毎日起きて、今日が楽しみだと思えるこの感動を、

私はとてもとても大切にしている。

もちろん辛い事だってあるさ。

でもお前がここまで来られたのなら、

私も、これからも色んな事を乗り越えられる気がするんだ。

 

頑張れ。

頑張って色んなスキルを身につけて、将来支えてくれている人たちに恩返しができるようになれ。

出来ないなんて決め付けるな。

最初から出来る人なんてこの世界に一握りしかいないんだ。

 

お前の夢は、今でも私の夢なんだよ。だからそんなに悩み込むな。

違うと思う道に進んだって、最終的には何処に辿り着くか誰も分からないんだ。

寄り道だと思って見た風景に、お前は救われるかもしれない。

そして、同じように、お前は誰かの力に、少しでもなれるかもしれない。

どんな時でも、感謝を忘れずに。

 

2019/12/01

私より